hg0.hateblo.jp

欠陥人間の考えたことを綴っていくよ

腕を切ってみた感想

ここ数日、本当にメンタルがおかしくて、家に引きこもって過呼吸になっては酒を飲んで煙草を吸って泣き喚いて、SNSにメンヘラpostをしては死にたい、ODしたい、リスカしたい……という気持ちで溢れていた。

特に自分に何かがあったわけではない。ただただ独りが寂しくて、薬を飲んでも効かなくて、大切な友人が苦しんでいるのを救うことも出来なくて、やりたいことも行きたい場所もなくて、虚無になっていた。

そして今日になってようやく、初めて腕を切った。

前から何度も腕を切ろうと思ったことはあった。包丁を腕に当ててみたり、剃刀やカッターナイフを腕に当ててみたりした事は何回かあった。その時は怖くて未遂に終わったのだけれど。腕の毛を剃ろうとして意図せずにリスカになってしまった友人も見たことがあった。

ただ、腕を切ったら精神的にスッキリするとか、周りの人に心配してもらえるとか、そういった噂を前々から聞いていたし、特に「リスカすると精神的にスッキリする」というのが本当かどうかが気になって、先述のように精神的に苦しんでいた私は、興味をそそられた。

切った場所は左腕の肩から肘までの間あたり……正確にはリスカじゃなくてアムカになるんだろうか。ダイソーの眉剃り用の、3本セットで売っている剃刀を使って切った。

右手で剃刀を持って、左腕に押し当てて、横向きに引いてなぞってみる。最初は全然傷跡がつかなくて、もっと勢い良く強く引かないと駄目なんだろうなと思い、自分にはそんな勇気すらないのかと、余計に気分が悪くなって諦めかけた。メンヘラなのに自傷行為すら出来ないなんて、本当に惨めだなと思った。

普段から使っていた剃刀は、使い始めてからやや時間が経っていたので、刃が脆くなっていて切れないのかもしれないと思い、新品の剃刀を出してきた。再び腕に当てて、すっと横に引いてみる。あまり痛くはなかった。それでも傷跡が残る程度には切れずに、剃刀の刃を押し当てる力や速度は徐々にエスカレートしていった。

そうしている内に、ようやく少し血が滲むようになった。切った直後は特に何も無いのだけれど、1分くらい経つと血が滲んできて、「ああ、これがよく見るあのリスカ痕になるのか」と思った。もっと痕をつけたい。傷の長さも足りない。そう思ってしまった私は、更に何度も剃刀を肌に滑らせた。そうしている間に、10〜20本程度、幅5〜8cm程度の傷跡がついた。

血を見ると安心するのだろうか、切ったらドロドロと血が出てくるのだろうか、とも思ったが、思ったよりも血液は出ずに、少し傷口から滲む程度で、すぐに瘡蓋のように固まった。もちろん切る深さにもよるのだろうが、浅く切る程度ならこのようなものか、と思った。

そして、精神的には想像以上にすっきりした。それまで考えていた鬱々とした感情が、嘘のように消えた。ただ、それも十数分程度で、また鬱っぽい気分に戻ってしまったのだけれど。

切った部分は半袖でも隠れるような部分なので、実生活で何か不便な思いをすることはないだろう。切る瞬間はあまり痛みは感じなかったが、切った後の方がチクチクとした痛みが残るような感じだった。それでも、気になって仕方ないような程の痛みではない。

その後は、天気も良くて涼しかったので、シャワーを浴びて自転車に乗って買い物に行った。秋の涼しい風を浴びて、精神的にもかなり落ち着いた。

傷痕に関しては、隠すべき場面では隠して、見せたければ見せて……といった感じで都合よくやっていこうと思います。

それではまた。