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欠陥人間の考えたことを綴っていくよ

私は無力

4月1日付で、転職をした。

今回も、知人の紹介のおかげだった。3月いっぱいで退職された方の代わりの人材として、私は入社した。新しい職場は、今まで以上にレベルが高くて、及ばないことばかりだ。

私は無力だ。ここ数週間、そう思う出来事が多かった。

例えば、大切な親友や知人が、これまで人生で経験した事もないような苦痛を与えられていたとしても、私は、根本的な救いには、なれなかった。

新しい職場でも、退職された方の代わりになんて、到底及ばない。会社の足枷になり続けるのかもしれない。幸い、上司や先輩は皆優しくて、私がこんなに無力でも精一杯助けてくれる。

努力はいつも中途半端なのに、環境だけは恵まれていたと思う。愛されていて幸せだったと思うし、感謝してもしきれない。

私は、愛された分の愛を、返せていただろうか。感謝の気持ちを、示せていただろうか。誰かを救える存在に、なれていただろうか。なれていなかったなら、いつか、そういう存在になれるのだろうか。

多分、なれない。私のような無力な人間に頼るなんて、リスクが高すぎるから。

無力な自分なんて、もう、どうでもいい。みんな幸せになってほしい。自分以外の人類全員が、幸せになってほしい。そうなったら、私はみんなの記憶からいつの間にか忘れ去られて、消えていたい。きっと、その頃には、私なんて要らない存在に、社会に、世界に、なっているはずだ。そう願うことしか、もう、出来なかった。

近くでも、遠くでも、何処でもいいから、何処かへ行きたい。「不要不急」の4文字が浮かんでくる。それはきっと、私もあなたも同じでしょう。

昨日は眠れなくて、いつもの倍量の睡眠薬を飲んでも寝付けなかった。精神も肉体もしんどくて、心に何かが引っかかっていて、まるで社会の足枷になっている自分みたいだった。

未だ日の入の時刻にすら達していないけれど、今日はもうカーテンを閉めて、寝ることにしよう。

今夜は眠れますように。

無力な自分以外の人類全員が、幸せでありますように。