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欠陥人間の考えたことを綴っていくよ

0円で飲食してきた

この記事の本題とはあまり関係ない部分で、自殺や自傷行為に関するキーワードが多数含まれます。苦手な方は引き下がってください。

昨夜、メンタルが死んだ。死ぬか。飛び降りるか。電車に突っ込むか。首を吊るか。どれが良いんだろう。2階のベランダから飛び降りたところで、人間の本能で受け身をとって着地するだけなので無理だ。電車も時間的にあまり動いてないし、終電間際なので人に迷惑かかるし。とりあえず、いま家にある全部の薬をかき集めて、死ぬぞ死ぬぞという思いで酒を飲んでいた。どこかのSNSにそんなことを書いたら、心配してくれたとある友人がLINEを飛ばしてきてくれた。構ってちゃんやってしまってゴミなので余計に死にたくもなった。薬を飲むのはやめて、しばらく話していたら自殺衝動は落ち着いて、意識が朦朧として、フリック入力がどんどんミスタイプしていき、支離滅裂なことを言い、次に気が付いた時は朝だった。

会社は休んだ。家で虚無になっていたところ、午後14時くらいだろうか、今日暇?と、心配してくれた友人に連絡をいただいた。

 

すぐにシャワーを浴びて着替えて化粧をして、集合場所に急いだ。私が街に着いて合流すると、2人で街をふらついておしゃべりをしたり、お茶を飲んだりして遊んだ。

 

ノリで相席居酒屋に来た。私も友人も初めてだ。受付の店員さんは「女性2人ですね。身分証の提示をお願いします」と身分証明証のチェックをされた。一瞬で「OKです、ありがとうございます」と言われ、システムの説明をされた。私の身分証の名前の欄と性別欄、ちゃんと見てんのか……?
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というわけで席に通される。のれんで仕切られた半個室の4人掛けの席だ。美少女2人なので無料で食べ飲み放題。おっさんは30分1500円とかするらしい。普通の飲み放題で1500円と思ったら、時間単位で課金されていく模様。高っ。相席のために席を移動する際は、写真にも映っている「女性A」のような会計用の札と、ドリンクと荷物を持って自分で移動するようになっている。

 

一杯目は受付で注文するが、二杯目以降はサイゼやカラオケのドリンクバーと一緒で、自分で酒を取ってくるシステムになっている。いろいろなリキュールをいろいろなジュースで割れるので楽しかった。食べ物は女性はほとんどが無料で、一部は500円程度のローストビーフなどの有料メニューもあった。ボケーっとしてて店員さんの説明をよく聞いてなかったけど、男性は2品までらしい。

 

18時ごろに入店したが、平日ということもあり、私たち以外の客はいなかった。しばらくすると最初のドリンクの梅酒ロックがビールジョッキになみなみと注がれて出てきた。どうやら店側は酔わせる気満々のようだ。食べ物は無料の唐揚げやフライドポテト、塩キャベツを注文した。オーダーして出てくるまで15分くらい待っただろうか、でも、どのおつまみも美味しかった。

 

座って梅酒を飲んでいると、誰かが入店する声が聞こえたが、女性グループが2組くらい入ってきたようで、特に何も起こらなかった。私たちは仕事の話や普段の愚痴の話で盛り上がり、約1時間過ぎたくらいだろうか、ようやく男性客が入店した。

 

男性グループが席に着くと、店員さんがタイマーでカウントダウンする。何分だったかは忘れたけど、15-30分くらいだろうか。こんにちは、と挨拶をしたり、何歳ですか?とか、お互いの関係は?といったところから会話をしていく。時間が経つと、店員がやってきて「間も無く時間となります。連絡先の交換をするなら今のうちに……」と声を掛けてくる。連絡先の交換を催促してくるのはあまり嬉しくなかったが、そういう店なので仕方ないだろう。時間になると、店員の指示で基本的に男性側が別の席へ移動していくが、私たちが移動、というパターンもあった。

 

もう1組とも話をした。私は声を出すのが苦手だ。基本的に他の3人の会話を聞いてニコニコしていることしか出来なかった。なんとか同行した友人の助けでその場の雰囲気は保たれた。

 

時刻は21時くらいだっただろうか。お腹いっぱいになったし、男性グループがいない間は友人と沢山世間話も出来て楽しかったし、何より無限に酒とメシが無料で食べられるのが最高だった。

 

友人が「そろそろ帰ろっかー、ちょっとお手洗い行ってくる」と言って席を立ったところで、3組目の男性グループが私の席に来てしまった。身の危険を感じた。1人だけでは流石に場がもたないし、そもそも話せない……。「こんにちはー」「……こんにちは」と軽く挨拶をして何言か会話を交わした後、「1人ですか……?」と渋い顔をされてしまった。その数秒後、友人がお手洗いから完璧なタイミングで戻っきてくれて、なんとかその場は持ち直した。

 

最後のグループとの会話は全体での会話というよりも、お互いが片方ずつの男性とずっと話していた。相手は私が純女じゃないことを察したようだった。会話の中にさりげなく散りばめられた「前髪、ぱっつんだね」「……ふーん、すげー」「髪、地毛……?」「私の知り合いでは会ったことないタイプだ」「こいつ面白いなー」「ん?もっと大きい声で話してよ」などといった軽いジャブを食らいつつも、私のことが気に入っているようだった。純女ではないのがバレて客がキレ出したらどうするかという危惧しかなかったが、まぁなんか気に入られてたので良かった。ただお金払って女の子と喋りにきてるのに私でごめんな……、という気分になった。

 

そのグループとの会話を終えて、荷物と番号札を持ってレジへ向かった。特に何も言われなかったし、会計は0円なので財布すら出していない。MtFでも本当に0円で飲食できるんだ……という感想でした。

 

あとお手洗いに行こうと思って、これ絶対女性用使わないと逆にヤバいやつでしょと思って勢いよく女性用の扉を開けようとしたら鍵かかってました。中の人びっくりさせてごめんなさい。渋々隣の男女兼用のお手洗いを使いました……

 

今回は初めてだったけど、やはり女性が行くなら平日の18時くらいが一番コスパが良さそうです。男性客が誰もいないのでベラベラ女子会気分で喋りながら無料で無限に酒が飲めるのはいいぞ。

 

 

 

 

 

「——髪、地毛……?」

その言葉がずっと頭の中から離れない。次からは言われないように頑張ろうと、私は決めた。

……ではまた。

 

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